錦岡牧場の生産馬が好調だ。今年はヤマニンサルバムとヤマニンウルスの2頭が重賞勝ち。また、2歳世代はJRAで9頭がデビューし、5頭が勝ち上がっている。そして今週のホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)にはヤマニンブークリエ(牡2、栗東・松永幹夫厩舎)がエントリー。93年天皇賞(秋)のヤマニンゼファー以来、実に31年ぶりとなるJRA・GIタイトルを狙う。 錦岡牧場は55年創設。生産馬は主に創業者一族の土井氏の所有馬として、「ヤマニン」の冠名で走っている。72年の天皇賞(秋)をヤマニンウエーブが制し、八大競走初制覇。その後もヤマニンゼファーやヤマニンアラバスタ、「ヤマニン」の冠名が付かない馬ではジョリーダンスやイコピ…