◆第69回有馬記念・G1(12月22日、中山・芝2500メートル) その存在自体が奇跡を予感させる。非常に珍しい白毛馬として史上初めて有馬記念に挑むハヤヤッコは、秘める意外性で一発ムードを漂わせる。国枝調教師は「エポックメイキングなことをやってくれないかな。夢のあるドリーム競馬だからね」と、脳裏には様々な記憶が駆け巡った。 デビュー2戦目で芝で初勝利を挙げたが、同4戦目からダート色の濃い母系の血統面を考慮してダート路線へかじを切った。3歳時、砂のレパードSで重賞初勝利を飾り、その後は6歳3月の日経賞で再び芝に戻すと0秒4差の5着に健闘。「ダートで結局はもうひとつだから手を打ったんだけど、そうしたら芝でも…