「有馬記念・G1」(22日、中山) この男を抜きで、年末のグランプリは語れない。破竹の進撃を続けていたディープインパクトに、初めて土をつけた05年ハーツクライを筆頭に、師走の中山で数々のドラマを演出してきたクリストフ・ルメール騎手(45)=栗東・フリー。この名手の手綱を熱望する馬が多くいるなか、今年は菊花賞馬アーバンシックとのコンビで臨む。生きのいい3歳馬と、狙うは再度の王者狩り。大一番へ向けての胸中に迫った。 ◇ ◇ -今年は菊花賞馬アーバンシックで参戦する。その前走を振り返って。 「菊花賞は勝つ自信があったね。すごくいい競馬だった。スムーズに運ぶことができたし、最後はいい脚を…