今年の有馬記念はアーバンシックで菊花賞を制した武井亮師(43)をはじめ、5人の若手調教師が初めて冬のグランプリに管理馬を送り出す。個性豊かな実力馬を擁する新鋭トレーナーが打倒ドウデュースに燃える。 ――大きく精神面が成長したと聞いています。 「この馬は時間がかかりました。こちらの指示を聞けないので、群れで過ごす馬の習性を利用して調教するしかないという感じだった。牧場でも工夫しながらやってきた。それがセントライト記念の前に、大きく変わってきた」 ――筋肉も大きくなったように見える。 「セントライト記念、菊花賞の前は“あまり成長がない”と言ったんですが、それはネガティブな意味ではなく、これか…