◆第69回有馬記念・G1(12月22日、中山競馬場・芝2500メートル) 昨年のホープフルSを制したレガレイラ(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎、父スワーヴリチャード)は、今年に入って4戦すべて馬券外と期待に応えられていない。しかし、皐月賞、ダービー、ローズSは課題のスタートがひと息。そこが解消された前走のエリザベス女王杯は道中でポジションを下げる展開の不利もあり、さらに最後の直線で進路が狭くなったため度外視が可能だ。スムーズに万全の力を出せたレースはない。 ダービーでは同じ位置にいたアーバンシックを突き放す末脚を見せており、積んでいるエンジンは間違いなくG1級。スタートも改善した今、大仕事をする準備は整…