04年にゼンノロブロイで秋古馬3冠を達成した藤沢和雄氏(73)が、当時の思いを語った。条件の違うタフな3戦をどう乗り切ったのか。名トレーナーが20年ぶりで偉業に挑むドウデュースにエールを送った。 有馬記念に「絶好調」はいらない。「普通の状態」であればいい。調教師時代にそんなせりふを口にしていましたが、引退した今でもそう思っています。東京2000メートル(天皇賞・秋)、東京2400メートル(ジャパンC)というタフなコースで連戦した後に待ち構えるグランプリレース。天皇賞・秋、ジャパンCでは何世代もの強い馬たちとしのぎを削ってきたのだから疲れを残さず有馬へ行くのは本当に大変です。疲労が残っているか、残っていないか。余力…