「中日新聞杯・G3」(7日、中京) 鮮やかな逃走劇だった。久々の芝レースだった前走のアンドロメダSを制した3番人気のデシエルトが桶狭間でも逃げ切り、重賞初Vを挙げた。 スタートから一気にハナを奪うと、そのまま自分のリズムで運んで直線へ。後続も必死で追い上げてくるなか、最後まで脚が衰えなかった。岩田康は「元気でしたね。まあまあなペースで行ったのは分かっていたけどコントロールが利かなくて、それでもこういう馬場が味方してくれたのもそうですし、スタッフがちゃんとつくってくれたので勝てたんだと思います」と陣営に感謝した。 自分の形に持ち込むことができればしぶとい。前走Vで復活のきっかけをつかんだ…