「第60回中日新聞杯」が7日、中京競馬場で行われ、3番人気デシエルトが逃げ切りV。2連勝で重賞初制覇を飾った。デビューから3連勝を飾り、クラシックにも出走した素質馬が完全復活。イクイノックス、ドウデュースと同世代の5歳馬が来年の大舞台へ向け、初タイトルをつかみ取った。 逃げた時点で勝負あり。デシエルトが積極的な逃げでレースを支配した。前半から抑えるのを苦労する場面もあったが、直線に入って持ち味のしぶとさを発揮する。後続を寄せつけず、2馬身差の楽勝。岩田康は「オーバーペースなのは分かっていたけど、コントロールも利かなかった」と苦笑いで勝利をかみしめた。 前半1000メートル通過が58秒8。決して楽な逃げで…