有馬記念の単勝最高配当と言えば91年のダイユウサクの1万3790円だが、3連単はダイワスカーレットが勝利した08年の98万5580円だ。この年、ダイワスカーレットは1番人気だったにも関わらず、これだけの高配当となった一戦を振り返る。 この年の有馬記念は、天皇賞(秋)を制したファン投票1位のウオッカ、日本ダービー馬のディープスカイ、菊花賞を制したオウケンブルースリが出走せず。同年のクラシック勝ち馬、春秋の天皇賞馬が不在という異例の事態だった。そんな中で1番人気に推されたのは、前年に桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯を制した4歳牝馬のダイワスカーレット。天皇賞(秋)で2着に敗れた後、ジャパンCをスキップ。年末の大一番に向…