「阪神JF・G1」(8日、京都) 故郷・札幌でおませな学生時代を過ごした私にとって、加賀武見騎手と言えばクライムカイザーやカネミノブではなく、札幌競馬場で目の当たりにしたコバノリッチだ。恐らく、ライブで見たのは87年アカシヤS。当時の札幌はダートオンリーだったが、あの圧巻のパフォーマンスは今でも記憶に残っている。 88年に騎手を引退されているから、本当に晩年だったのだろう。今思えば貴重なシーンを目撃させてもらったが、なぜこんな話をしているのかと言えば、外国馬として史上初めて米国から参戦するメイデイレディを管理するジョセフ・リー調教師が、加賀さんの娘婿だと聞いて驚いたからだ。 資料による…