王者が感動の有終Vを飾った。最強ダート王を決める「第25回チャンピオンズC」が1日、中京競馬場で行われ、坂井瑠星(27)騎乗の1番人気レモンポップが逃げ切り勝ち。前身のジャパンカップダート時代のトランセンド(10&11年)以来、史上2頭目となる連覇を達成した。国内G1級レースは6戦全勝で引退、今後は種牡馬となる。2着にウィルソンテソーロ、3着にドゥラエレーデが入り、平地のJRA・G1では史上初となる2年連続で1?3着馬が同一着順となった。 最後の力を振り絞った王者レモンポップ。その雄姿に田中博師の涙は止まらなかった。有終の美を飾った歓喜とともに湧き上がったのは「申し訳ない気持ち」。昨年の暮れ以降、気力に陰りが見え始めた…