今年のジャパンCにはフランス調教馬のGoliathが出走した。同馬は「ゴライアス」と読めるが、実際の出走表では「ゴリアット」と表記。それを見て感じた人もいるかもしれない「外国馬の読み方ってどう決めているのだろう…」。疑問を解決すべくJRA国際部国際企画室・上席調査役の小林雅嘉さんを直撃した。 「海外馬名にカナをあてるのは難しいケースが多いです」と小林さん。その決め方はいたってシンプルで調教国の現地実況音声を聞き、それをもとにカナ馬名をあてているという。オリジナルの言葉があれば、発音記号なども参考にし、音だけでハッキリしないケースは、各国にあるJRAの駐在事務所に意見を求めることもある。 一方で配慮すべ…