冬の最強ダート王決定戦「第25回チャンピオンズC」の最終追い。前走JBCクラシックでJpn1初制覇を飾った昨年2着馬ウィルソンテソーロが余力十分にパワフルな走り。昨年のリベンジ、悲願のG1初Vへ態勢は整った。 完成の域。JBCクラシックでJpn1初制覇を飾ったウィルソンテソーロは「静」に徹した。未明までの雨をたっぷり含んだ坂路コースを、単走で外ラチ沿いをリズミカルに駆け上がる。4F54秒8?1F12秒4。手綱を抑えたまま、真一文字にうなりを上げた。 小手川師は穏やかに切り出した。「先週(20日)が本当に素晴らしい動き。JBCの疲れも全くないと確認できたので、週末も坂路(24日=坂路4F52秒8)でしっかり負荷をかけられた。今週は馬場状…