師走の中山開催の開幕を飾る名物マラソン重賞「第58回スポニチ賞ステイヤーズS」の最終追いも行われ、京都大賞典で重賞初Vを飾ったシュヴァリエローズが重賞連覇に向け上々の走りを披露した。 もう攻める必要はない。6歳シュヴァリエローズは開門直後の坂路で馬なり単走。最初の1Fをゆっくり14秒6で入り、折り合いに専念した。全くブレのない走りで馬場の真ん中を力強く駆け上がると、4F53秒7?1F12秒8を楽にマーク。乗り役の重心移動で負荷をかけているだけで最後まで手綱は動かさなかった。見守った清水久師は「前走の最終追いと同じようなイメージでサラッとやった。前回と体の見た目は変わらないし、いい状態で臨める」と充実ぶりを強調…