日本競馬の矜持(きょうじ)を保つ剛脚だった。精鋭海外馬3頭が参戦した「第44回ジャパンC」(24日、東京)は、“日本の総大将”ドウデュースが1番人気に応える快勝。天皇賞・秋に続くG1連勝で、主戦の武豊(55)は歴代単独トップのジャパンC5勝目となった。 王者らしく、堂々と検量室前に引き揚げてきたドウデュース。その姿をゴリアットの名物オーナーがうらめしそうににらみつけ、世界一の調教師エイダン・オブライエンは称賛の笑顔でカメラを向ける。例年以上に日本馬VS海外勢の構図が際立ったジャパンC。武豊にとってもこの一戦を制する意味は大きかった。「今年は海外から本当に素晴らしい3頭が参戦してくれてレースの格も上がった。そうい…