◆第11回京都2歳S・G3(11月23日、京都競馬場・芝2000メートル、良) 王者の誕生を、確かに予感させた。単勝1・9倍の支持を集めたエリキングが豪快に差し切り、新馬、野路菊Sから無傷の3連勝。昨年の1、4着馬が日本ダービーで3、1着となった“出世重賞”を1馬身1/4差で制した。川田は「どうしても勝たないといけないところだったので」と、この一戦にかけた思いを明かした。 決して楽勝ではなかった。勝負どころで反応が鈍く、何発もムチが入った。しかし、残り1ハロンから川田の豪快なアクションに応え、ようやくエンジンが点火。「一瞬ヒヤッとしました」と中内田調教師。川田は「(体も動きも)良くなっていますが、それがまだ競馬…