充実一途のフランス馬ゴリアットがターフをぬらす秋雨を切り裂いた。大一番へ向けた最終リハは東京芝コース。コンビを組むスミヨンを背に、道中は帯同馬ルノマドを4馬身追走。小気味良いピッチ走法で、ジリジリと差を詰めると直線は僚馬の外へ。馬なりのまま残り200メートルで半馬身前へ出ると、最後まで抜かせなかった。馬なりで7F90秒6?1F12秒2。グラファール師は「来日以降とても調子が良くて、チームとしても満足している」とうなずいた。 “勝ち方”を知る名手の存在も心強い。鞍上のスミヨンが日本で騎乗するのは19年有馬記念(2着)以来、5年ぶり。14年にはエピファネイアとのコンビでジャパンCを制覇した。「勝利を収めたのは非常にい…