◇鈴木康弘氏「達眼」馬体診断 競走生活の晩節に輝く円熟の被毛だ。鈴木康弘元調教師(80)がG1有力候補の馬体を診断する「達眼」。第44回ジャパンC(24日、東京)では年内で引退が決まっているドウデュースに唯一満点をつけた。達眼が捉えたのは深みの増した赤褐色の毛ヅヤ。天皇賞・秋に続くG1連覇でラストシーズンを飾る構えだ。 目が心を映す鏡だとすれば、毛ヅヤは体調を映し出す鏡です。競走馬の滑らかなツヤは被毛の内面からしみ出してくる。ブラッシングだけでは引き出せない。赤褐色の光沢を放った天皇賞・秋時から一層深みを増したドウデュースの被毛。その毛ヅヤは競走生活のピークに到達した体調を雄弁に伝えています。 競走…