恩返しに燃えている。2年目の田口貫太がマイルCSで4度目のG1騎乗。ニホンピロキーフは師匠である大橋師の管理馬。師弟タッグでは初めての大舞台だ。 「大橋先生がいたからこそ乗鞍に恵まれているのだと思っています。お世話になっている先生と一緒にG1の舞台に立てることを本当にうれしく思います」 1年目に35勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手のタイトルを獲得。今年も既にキャリアハイの37勝。大橋師のバックアップの下、順風満帆な騎手人生のスタートを切った。今夏はフランスに武者修行へ。その期間は厩舎の人手が減ることになるが、「先生に“行ってこい”と背中を押していただいた」。師匠、厩舎への感謝をかみしめながら、貴重な経…