JRAは13日、永野猛蔵(22)の騎手免許を同日付で取り消したと発表した。本人からの取り消し申請(引退届)を受理した。永野は調整ルーム内での通信機器(スマートフォン)の不適切使用により、10月8日から裁定委員会の議定があるまで騎乗停止処分となっていた。 永野は事情聴取の過程で、過去の骨折休養期間中に1度、親族への馬券予想行為を行っていたことも発覚した。対象の馬が自身が所属する伊藤圭三厩舎の管理馬ではなく、自身の騎乗経験もなかったため、JRAは競馬の公正確保には抵触しないとしている。美浦トレセンの赤井誠公正室長は「馬券の購入、譲り受けなどの競馬法に抵触するものではなかったが、(JRAの)順守事項に抵触した」と説明し…