生涯現役を貫き、日本最高齢の競走馬として走り続けたヒカルアヤノヒメが亡くなって今日11月15日で1年が経つ。19歳まで地方・名古屋競馬で走り続け、オーナーは好物のニンジンやりんごを持って頻繁に厩舎を訪れ、ジョッキーたちは「アヤノ」「アヤノさん」と親しんだ。井上哲調教師は「僕らの言うことをだいぶ分かっていたんじゃないかな」と感じていて、「もう部屋に帰っていいよ」と言うと、自分で馬房に入って行くほどだったという。 そして、ヒカルアヤノヒメは一人の少年をジョッキーへと育てた先生でもあった。 「大きな経験でした」と話すのは、今年4月デビューから半年弱で通算50勝に到達と活躍を見せる望月洵輝騎手。地方競馬では…