ジャパンCを制した日本ダービー馬は数多いが、両レースを同年に制した馬はわずかに1頭しかいない。その馬とは01年のジャングルポケット。当時の最強馬だったテイエムオペラオーを下した一戦を振り返る。 ジャングルポケットは父トニービン、母ダンスチャーマー、母の父Nureyevの血統。この年のクラシック戦線ではアグネスタキオン、クロフネ、ダンツフレームなどとしのぎを削り、共同通信杯は1着、皐月賞は3着だった。そして皐月賞馬のアグネスタキオンが屈腱炎を発症して戦線離脱した日本ダービーでは、後方から堂々の差し切り。1番人気に応え、世代の頂点に立った。ただ、夏以降は札幌記念が3着、菊花賞が4着。そして鞍上にO.ペリエ騎手を…