サリエラのエリザベス女王杯には2つの偉大な記録が懸かっている。国枝師の牝馬限定G1完全制覇と、ディープインパクト産駒のJRA・G1単独最多勝利。どちらも残り少ないチャンスだけに、その走りに注目が集まる。 3冠牝馬アーモンドアイ、アパパネなどあまたの名牝を手がけた国枝師。調教師として史上初となる牝馬限定G1完全制覇に王手をかけており、あとはアパパネが10、11年に3着だった本レースを残すのみだ。26年2月に引退を迎える名伯楽に残されたチャンスは今年を含めて2回のみ。今年はエリカヴィータとの2頭出しで偉業達成に挑む。師は「(マスコミが)話題に困るだろうから残しておこうか?」とうそぶきつつ「こういう記録に挑めるのは光…