「エリザベス女王杯・G1」(10日、京都) 競走中止となった福島記念の印象が強過ぎて、復帰戦の新潟記念ではひとえに無事だけを願っていたシンリョクカ。今思えば、何とも失礼なことをしたもの。私の心配など空想でしかなく、骨折明けでもきっちりと結果を出したメンタルの強さに敬服した次第です。 父は16年に菊花賞&有馬記念を制したサトノダイヤモンド。当時、私は栗東に在籍していたが、今まで目にしてきた馬の中でも“馬体の素晴らしさ”はNo.1と言ってもいい。骨格がしっかりとしている上、筋肉のパーツもハッキリ。鮮やかな鹿毛&額のダイヤモンドが輝かしく、まるでブロンズ像のようだった。 それゆえ、種牡馬とし…