「JBCクラシック・Jpn1」(4日、佐賀) 生まれ育った故郷に大きな錦を飾った。24回目にして初めて佐賀で行われた今年のJBCクラシック。1番人気ウィルソンテソーロ(牡5歳、美浦・小手川)を鮮やかに駆り、初のビッグタイトルをもたらした主役に盛大な“川田コール”が降り注いだ。 普段はしないガッツポーズ、ウイニングランもこの日だけは特別だ。懐かしさと心地よさを感じながら、ゆっくりと1周。スタンド前でヘルメットを取り、馬上で深々と一礼すると自然と涙がこみ上げた。「僕はこの小さな佐賀競馬場で生まれ育ちました。いろんなところでレースをさせてもらっていますが、地元でG1を勝つことがこんなに感極まる…