◆第29回ファンタジーS・G3(11月2日、京都競馬場・芝1400メートル、不良) 東西で2日、2歳重賞が行われ、第29回ファンタジーS・G3(京都)は極悪の不良馬場のなか、大接戦を制したダンツエランが重賞初制覇。栗東・本田優調教師は、桜花賞馬レーヌミノル以来の管理馬の2歳重賞制覇となった。 飛び交う土の塊も、ぬかるんだ芝も、ものともしなかった。8Rが取りやめになるほどの豪雨に見舞われた京都。極悪馬場の直線は3頭の追い比べ。ダンツエランが粘り強さを発揮し、鼻差だけ前に出たところがゴールだった。「最後はつらくなりましたが、今日の馬場もこなしてくれました」。泥がはねた勝負服で、団野が相棒をねぎらった。 道…