「ファンタジーS・G3」(2日、京都) 4番人気のダンツエランが不良馬場をものともせず、直線外から脚を伸ばしてゴール前の大激戦を鼻差で制した。殊勲の団野は「最後はつらくなりましたが、きょうの馬場もこなしてくれた。気が良過ぎて最初の2Fは折り合いに苦労したけど、結果が出て良かったです」と泥を拭った。 前走のりんどう賞では逃げて末脚が不発。その敗因を生かし、この日は控える競馬を選択した。前半3Fは不良馬場としても遅い36秒0。それでも新馬戦でコンビを組んでいた団野は、ためればはじけると信じていた。道中は先行集団を見る好位の外めでじっくりと我慢。その分、直線では先行勢が粘るなか、1頭だけ外から…