4年目の古川奈穂騎手(24)=栗東・矢作=がJBCスプリント(4日・佐賀、ダート1400メートル)でG1級競走に初騎乗する。コンビを組むのは、このレースがラストランとなる自厩舎のバスラットレオン。最高の花道をつくって相棒を送り出す。 師匠の矢作師には今週初めに騎乗の話を告げられた。奈穂は「G1級のレースに乗れる騎手になりたいと、騎手を目指した時から思っていました。オーナーや先生、関係者の方には感謝しかありません」と念願の夢舞台に胸を高鳴らせる。 ルーキーイヤーの21年3月に初勝利を挙げたのがこの馬だった。「私にとって思い入れのある特別な一頭です。結果で恩返したい」。最高峰のレースで、重賞…