どちらが初めての重賞を手にするのか。直線での叩き合いはし烈なものとなった。 一方は武士沢友治騎手鞍上のトウショウナイト。4歳春には天皇賞4着となったが、その後に骨折を経験。5歳夏からようやく復調の兆しを見せ、前走は京都大賞典3着だった。 もう一方の雄はアイポッパー。トウショウナイトが4着だった天皇賞・春でこちらは3着。その後、オーストラリア遠征を敢行し、コーフィールドC2着。06年天皇賞・春でも4着に食い込み、重賞タイトルがないのが不思議なほどの実績馬だった。鞍上は横山典弘。 右ムチ連打の武士沢。ひたすら手綱で追う横山典。「叩き合いなら絶対に負けないと思っていた」(武士沢)。首差までアイポッパーが…