アルゼンチン共和国杯と目黒記念にはともに東京芝2500mのGII、しかもハンデ戦という共通項がある。しかしながら84年のグレード制導入以降、両レースを制した馬はヤマニングローバル、ミヤビランベリ、フェイムゲームの3頭のみ。これは意外な事実ではないだろうか。 それでも「両レースで好走した馬」まで範囲を広げると、それなりの数になる。近年でいえば、ソールインパクトが17年アルゼンチン・2着→19年目黒・3着、ヒートオンビートが21年目黒・2着→22年アルゼンチン・3着→23年目黒・1着→23年アルゼンチン・3着、そしてマイネルウィルトスが21年アルゼンチン・2着→22年目黒・2着→23年アルゼンチン・2着。したがって一定の相関性はあ…