1着賞金約5億円の昨年のゴールデンイーグルを制して世界に名を轟かせたオオバンブルマイだが、デビュー当初から注目を集めていたわけではなかった。だが、無傷の2連勝で重賞初制覇を果たすと一躍世代の注目馬に。そんな飛躍を遂げた22年の京王杯2歳Sを振り返る。 オオバンブルマイは父ディスクリートキャット、母ピンクガーベラ、母の父ディープインパクトの血統。母は未勝利馬。そのきょうだいにはブランボヌール、ビアンフェと2頭の重賞勝ち馬がいたものの、いわゆる評判馬ではなかった。それでも9月の中京でデビューすると5番人気で勝利。そして2戦目に据えたのが京王杯2歳Sだった。 1番人気は小倉2歳S覇者のロンドンプラン。以下、ペ…