これがG1馬の底力だ。重賞馬8頭、豪華メンバーがそろった「第72回府中牝馬S」が14日、東京競馬場で行われ、2番人気ブレイディヴェーグが差し切りV。昨年のエリザベス女王杯に続く重賞2勝目を挙げた。 11カ月のブランクを感じさせない剛脚。秋晴れの競馬日和とあって今年の東京ではダービーに次ぐ5万7500人で埋まったスタンドが沸いた。宮田師は「さすがG1馬。馬に対して敬意しかない。感動した」と目を輝かせた。 出遅れ気味のスタートで道中は後方からとなったが、4角では手応え抜群。直線は外からメンバー最速タイとなる上がり3F32秒8の切れ味を披露し、鮮やかに前を捉えた。6日の毎日王冠(シックスペンス)から重賞騎乗機会3連勝のルメ…