いわゆる「ダート改革」の一環として、昨年から全国各地方競馬場に「ネクストスター」競走が新設された。記念すべき第1回ネクストスター門別には、短距離重賞の勝ち馬が4頭参戦し、さながらスプリント路線の世代頂上決戦という様相になっていた。 しかし、一転して今年は、出走12頭に重賞V歴のある馬はおらず、まったく趣が異なっている。当然ながら、昨年よりも予想の難しい混戦模様だ。大まかに言うと、重賞での経験値を重視するか、上がり馬の勢いを重視するかがポイントだろう。 重賞経験という意味で、最も参考にしやすいのはサッポロクラシックカップである。先行勢がオーバーペースを作り出し、じっくり構えていたイイデマイヒメ…