「京都大賞典・G2」(6日、京都) この馬で文章を書くのは何度目だろうか。7歳牡馬ディープボンド。G1の高い壁に跳ね返されながらも、幾度も懸命に挑み続ける姿に心を打たれるファンも多いが、記者もその一人。そんな“プボくん”は京都大賞典で秋の始動戦を迎える。 9月上旬に栗東トレセンへ帰厩。ここまで順調に乗り込まれてきた。栗東CWで行われた26日の1週前追い切りは先導役の都合で6F86秒3。全体時計は平凡だったが、ラスト1Fは21年の有馬記念2着時の最終追いでマークした11秒2を上回る、自己最速の11秒0を刻んだ。谷口助手は「ためればこんな脚を使えるのか、と。活気があってダイナミックなフォーム…