◆第58回スプリンターズS・G1(9月29日、中山競馬場・芝1200メートル) G1勝利のチャンスは自らの手でたぐり寄せた。昨年の葵Sを逃げ切って勝ったあと、6戦続けて2桁着順と不振に陥ったモズメイメイ。今年の北九州記念で手綱を任されたのは、デビュー16年目の国分恭介騎手(33)=栗東・フリー=だった。「この馬の2戦目(22年つわぶき賞・1勝クラス=3着)で乗せてもらったことで、また依頼されたと思っています」と11戦ぶりに騎乗すると、勝ち馬から0秒4差の3着に入り、復調のきっかけをつくった。 続くアイビスSDを勝ち、メイメイに重賞3勝目をプレゼントした。前走のセントウルSも強敵を相手に好位からしっかりと伸びて3着。控える競…