「野路菊S」(21日、中京) 来年のクラシックにつながる出世レースの野路菊S。勝ち馬にはメイショウサムソンやワグネリアンなど、後のダービー馬が名を連ねる。今年も粒ぞろいのメンバーがそろったが、主役を張るのがエリキングだ。 オーナーはサイバーエージェントの藤田晋社長。馬名は藤田氏が代表取締役社長兼CEOを務め、J1昇格1年目で首位を走る町田ゼルビアのFWエリキから。そのブラジル人ストライカーと同じく、新馬戦は素質の高さを遺憾なく発揮した。 レースは中団でじっくり構え重馬場のなか、ラスト3Fの加速ラップを豪快に差し切った。強烈な印象を残す内容に福永助手も「スローでも折り合えていたし、強い競…