「ローズS・G2」(15日、中京) 桶狭間から逆襲ののろしだ。2番人気のクイーンズウォークが中団追走から直線で馬場の真ん中を豪快に伸び、デイリー杯クイーンC以来の重賞2勝目を挙げた。春には届かなかった頂点奪取に向けて、これ以上ない秋のスタートを決めた。 22年ローズS(アートハウス)から中京芝二千の重賞で騎乗機会6連勝中だった川田の冷静な判断がさえ渡った。「彼女がどういう走りをしたいのかを優先しながらリズムを取っていくプランでした」と話す通り、好スタートを切ると無理なく中団を追走。セキトバイーストが1頭だけ飛ばす難しい展開にも、「こちらはこちらのリズム」と慌てることなく脚を温存。最後は上…