悲鳴が聞こえる。圧倒的1番人気に支持されたレガレイラは最後方を追走する姿に一抹の不安。メンバー最速の上がり3F33秒1で直線、脚は見せたが5着と掲示板の隅を死守するのが精いっぱいだった。 ルメールは険しい表情で引き揚げ、コメントは淡々としたもの。「いつも通りスタートは速くない。外枠でポジションを取れず、ペースも速くなかった。後ろからでは難しかった」と首を振る。それでも「ラスト400メートルは凄くいい脚を使ってくれた。今日は休み明け。目標はG1だからね」と既に気持ちを切り替え、先を見据えた。…