早朝、車載気温計が14℃を表示していた。日中の日差しにはまだ夏の名残を感じられるものの、季節は確かにその歩みを進めている。今シーズンのホッカイドウ競馬も、残り2ヶ月を切った。ここから閉幕までは山を下るように時の流れが速くなる。 そろそろ各重賞戦線も勢力図が固まってくる頃なのだが、古馬短距離戦線のそれは混迷を極めたままでいる。この路線の重賞は、春からエトワール賞、グランシャリオ門別スプリント、ポラリスサマースプリントと順に行われたが、いずれも別の馬が勝利しており、各馬の着順の変動も小さくなかった。ここもメンバー構成は大きく変わっておらず、引き続き混戦ムードが漂っている。 ドウドウキリシマは重…