日々トレセンや競馬場など現場で取材を続ける記者がテーマを考え、自由に書く東西リレーコラム「書く書くしかじか」は美浦取材班の高木翔平(34)が担当する。来年3月の開業が待ち遠しいのが騎手時代に“カッチー”の愛称で親しまれた田中勝春師(53、写真)。5?6月には英国、アイルランドで研修を積み、開業に向けて準備を進めている。 「勝春!」、「カッチー!」。田中勝師がスタンド前に現れると、柴田善ら多くの人たちに声をかけられる。ジョッキー時代から健在の明るさと人懐っこさ。パッと場の雰囲気を明るくしてしまうのは天性のものだろう。田中勝師は「トレセンにも来ているし、生活サイクルは騎手時代からあまり変わらないね。細かい…