もどかしい。関屋記念で9着に甘んじたディスペランツァだ。そう感じるのは能力の高さを知るからだろう。トゥードジボンが逃げ切った関屋記念は展開的にも不向き。いいスタートを切りながら道中で置かれた。直線で抵抗を試みたが掲示板は遠かった。だが、吉岡師は変わり身を示唆する。「ああいうレースになると展開に左右されるところがあります。ゲート自体は出ているんですよね。そこは成長があると思います。使った効果はあると思います」。前走は窮屈な最内枠に加えて休み明けもあった。初めて年長馬とのレース、収穫もあったか。 反撃に向けた稽古は入念。吉岡厩舎は前週土曜に実質的な最終追いを消化する。今回もそのパターン。先月31…