長らくお盆開催の目玉レースとして行われてきたブリーダーズゴールドカップだが、20数年来守り続けてきたその席を、今年から北海道スプリントカップに譲ることになった。日高門別に秋の到来を告げる風物詩的な一面もあったのだが、その意味では、残暑が渋太く居座るようになった最近の気候に奇しくもマッチした形である。ただ、施行時期はひと開催後ろにずれたが、牝馬同士の2000m戦という条件は変わらない。JRA勢上位の力関係も、大きく揺らぐことはないだろう。 何より今年は、大器オーサムリザルトの走りに注目が集まる。6戦6勝という文字通り底を見せていない戦績もさることながら、JRA勢で重賞勝利があるのはこの馬だけというメンバー…