GIタイトルには届かなかったが、息長く活躍し、多くのファンから愛されたナイスネイチャ。そんな名バイプレーヤーが重賞初制覇を果たしたのが3歳時の小倉記念。後の飛躍への足掛かりとなった一戦を振り返る。 ナイスネイチャは父ナイスダンサー、母ウラカワミユキ、母の父ハビトニーの血統。88年に北海道・浦河の渡辺牧場で生まれた。90年に栗東・松永善晴厩舎からデビュー。春のクラシックには間に合わなかったが、3歳夏から快進撃が始まった。500万下の不知火特別、900万下のはづき賞と連勝。そして格上挑戦した小倉記念でも力を見せつけた。先行策から直線で抜け出すと、ヌエボトウショウやイクノディクタスなどの並み居る古馬を寄せ付け…