すっかり厳しい暑さが続くようになった今日この頃。世間に目を向ければ、もう夏休みの季節だ。子どもも大人もワクワクする時期だが、“宿題”も気になるもの。そこで、netkeibaでは「競馬好きのための読書感想文」と題して、競馬にまつわる本を紹介。これで今年はもう大丈夫!? 第一回は渡辺隆裕氏監修の『競馬の経済学』。 ―― 「巨大エンタメ産業のお金の流れがまるっとわかる」と銘打たれた本書は、東京都立大学経済経営学部教授の渡辺隆裕氏が、生産や育成、馬券や経済効果など、競馬にまつわるお金の動きをイラストと図解でわかりやすく解説している。 競馬界は、主催者、関係者(騎手、調教師、馬主)、生産者、ファンなど、たくさん…