七夕の東西重賞でともに重賞初挑戦Vの願いがかなった。ダート重賞「第29回プロキオンS」は7日、小倉競馬場で行われ、単勝1・7倍の断然人気ヤマニンウルスが重賞初制覇。デビューから5連勝で初タイトルを手にした。無敗でのJRA古馬重賞制覇は84年以降、史上7頭目。勝利に導いた武豊(55)は20年小倉2歳S(メイケイエール)以来となる小倉での重賞制覇となった。 夏コクで新星とレジェンドが輝きを放った。武豊騎乗ヤマニンウルスが3角過ぎで一気に進出。詰めかけた2万人近いファンから大歓声が上がった。そのまま後続を寄せ付けず、堂々と押し切った。函館から小倉に駆けつけた鞍上は「暑いですね、やっぱり。でも馬の方は涼しそうに走っていた。…