4月の川崎記念で長らく夢見ていたGI級競走制覇を成し遂げた、我が出資馬のライトウォーリア。再び大興奮の走りを見せてくれるのか――。帝王賞が近づくにつれて心の高鳴りが激しさを増すばかりだ。 始まりは、スペクトロライトだった。2010年生まれの、父ディープインパクト、母バランセラの牝馬。少々、値段は高かったが、オークスを夢見て出資に踏み切った。 ところが、いざ走らせてみれば、適性は芝よりもダート。それでも2勝しか挙げられず、終生、大舞台には縁がなかった。もっとも、その良血が買われて繁殖入りには成功。初年度はマジェスティックウォリアーと交配され、母に引き続きキャロットクラブで募集された。スレンダーだっ…