JpnI競走として生まれ変わった新・東京ダービーが、大井競馬場で開催された。ダート改革の中心的レースであり、他のすべての地方競馬場から「ダービー」という文言を預かったレースでもあるわけだが、京浜盃でJRA勢を圧倒した門別出身馬サントノーレや、岩手の怪物フジユージーンの回避という不慮の事象もあり、やや淡白に終わった印象である。もちろん、JRAに枠を開放した以上、この結果は想定の範疇だ。ただ唯一、高知のシンメデージーの頑張りは、地方馬にとってこの先の希望の光となりそうである。 ホッカイドウ競馬の三冠に話を移そう。ブラックバトラーが新設ダート三冠出走を目指して遠征を重ねたことは、北斗盃のときに述べた。まっ…