名門・友道厩舎の実力馬が息を吹き返した。「第77回鳴尾記念」は1日、阪神が改修工事中のため、34年ぶりに京都で開催。1番人気ヨーホーレイクが道中5番手から抜け出し、2番人気ボッケリーニとの接戦を頭差でものにした。屈腱炎を乗り越え、22年日経新春杯以来の重賞制覇。馬主の金子真人ホールディングスは15年ラブリーデイ、23年ボッケリーニに続く同レース3勝目、鞍上の岩田望来(24)は節目のJRA重賞10勝目。人気の一角だったロードデルレイは発走直前に左後肢ハ行を発症、無念の競走除外になった。 同じ勝負服が同時にゴールに飛び込んだ。先に抜け出した内のヨーホーレイクか、外から迫ったボッケリーニか。金子真人オーナーの所有馬によ…