開業3年目の蛯名正義調教師(55)が2年連続で安田記念にレッドモンレーヴを送り出す。22年2月の引退(定年)まで管理していた藤沢和雄元調教師から託された良血馬。新刊「調教師になったトップ・ジョッキー」(小学館新書)を著したばかりの“エビショー先生”を元藤沢番の梅崎晴光記者が直撃した。 ――昨年(6着)同様、京王杯SCをステップにしての安田記念出走。「10回の調教より1回の実戦」とは藤沢師匠の名言だが、ここまでは思惑通り? 「休み明けの前走(京王杯SC)も調教量的には凄くやっていたが、1度競馬をすることでいろいろな面が変わってくるもの。使った分だけ良くなっている。昨秋に比べると、今春はかなり機嫌良く(放牧から)帰って…