かつては2歳夏デビュー=早熟のイメージがあったが、ここ数年で事情は大きく変わってきた。今や早い時期に勝ち、夏場を休養に充てて、秋に始動することがトレンド。とりわけ6月開幕週デビュー組からは、後の活躍馬が多く出ている。例を挙げると、17年のステルヴィオ、18年のグランアレグリア&ダノンファンタジー、19年のサリオス、21年のスタニングローズ、そして昨年のチェルヴィニア。GI勝ち馬、重賞勝ち馬のオンパレードなのだ。 当然、今年の出走馬からも、来年のクラシックを賑わせる馬が出てくるに違いない。この世代で最初の2歳戦となる、土曜京都5Rの2歳新馬(芝1600m内回り)にはジャスタパーティー(牡2、栗東・杉山晴紀厩舎)とショ…